2010
02/05 22:32 |
浜松の雑学Category : 国内探訪
昨日のブログで浜松に出張に行ったことを書いた。
浜松と言えば、昨日のブログのように鰻が有名だ。浜名湖の鰻の養殖があるからだ。これは多くの人が知っている事。しかし、浜松には他にも有名なものがある。それは楽器だ。ヤマハ、カワイ、ローランドなど軒並み知名度の高い楽器メーカーが立ち並ぶ。私は仕事でこういった楽器メーカに伺うことがよくあるが、未だにどうして浜松に楽器メーカが集中しているのか?はわからず。ある意味、私の中での「不思議ランキング」の上位に位置するようになっていた。 ところが昨日の出張で私のそんなモヤモヤが吹っ飛んだ。 昨日私は某楽器メーカの研究所の所長とお会いすることが出来た。さすがに楽器の研究・開発に携われている方なので温厚でいて朗らかな人だった。おそらく2時間程度、その方と仕事の話をし終えた後、別れ際にこの人になら聞いてみても失礼ではないかな? という思いでついに私は私の不思議ランキングの答えを求めることにした。 「あの・・・失礼ですが・・・ずっと以前から気になっていたんですが・・・」 「何をですか?」 「どうして浜松には楽器メーカが多いのでしょうか? 特別な理由があるのでしょうか?」 その方は穏やかな口調で 「それは天竜川ですよ。」 「?! 天竜川・・・」 「昔、天竜川を使って長野からいい木材を運んでくれたことがきっかけです。良い楽器には良い木材が必要ですからね」と、やさしい笑顔で答えてくださった。 なんだか今までかかっていた霧がぱあああっと晴れた気分だった。 浜松に楽器メーカが多いのは、長野から良い木材を運ぶ為の船舶が天竜川を使っていたため。 出張したことで一つ生きた雑学を習得、いや体得することができた。 さ、明日はまたまたスキーだ。頑張って滑ろ! |